今回は船長がライフワークにしているトーナメントのリザルトをこの場をお借りして書かせて頂きたいと思います。
興味のない方はスルーしてくださいね。
コロナ禍の影響で3年振りの開催となったパワーオーシャンカップ。
私は開催当初の約20数年前から参加し
私の釣り人生の礎となったトーナメントです。
3年振りに開催された先月の第1戦では
まさかの不甲斐ない成績に終わり
今回は何とかお立ち台を目指して挑みました。
今回の会場は山形庄内から新潟下越エリア。
対象もキジハタやカサゴなどいつものアイナメとは違った魚種になります。
個人的には苦手な日本海。
これまでもキーパーギリギリのキジハタを数釣りながら少しずつウエイトを上げていく作戦で挑んでいました。
プラクティスには3回。
そこで何気なく見つけたパターン。
それはスイミング。
ボトム形状、ルアーのウエイトや水深、潮の早さなどで色々調整はしますが
基本は巻きの釣り。
45センチはある良型のキジハタ。
この1匹でこのパターンが確信的なものになりました。
直前プラでは他のポイントでもこのパターンは通用するのかを確かめエリアを絞り込みました。
2日前のプラで出た860グラム40アップのキジハタ。
このパターンで釣れる魚はサイズが良いイメージ。
最終的に選んだポイントの条件は
①水深、②潮通し、③キャパシティ
水深は夜行性のキジハタやカサゴを考えると
少しでも太陽光が届きにくい水深であること。
尚且つ日陰の時間が長いエリアが良い。
潮通しはセオリーであるが
ベイトフィッシュの海遊も多く
魚の入れ替わりも多い。
キャパシティはフライト順が悪くても他の選手とシェア出来る広さがある事。
これらの条件で何箇所かに絞り込みました。
当日のフライトは57番。
相変わらずくじ運が悪い(笑)
それでも焦らず目的のポイントへ。
そこには案の定数名の選手達が。
そんな中無事にポイントへエントリー。
実は今回のトーナメント、
友人の武隈釣具店の店長TAKEくんが撮影の為に同行していました。
私のトーナメントを追いかけたいとの事で
前日から密着撮影されてました。
さてさて、釣り開始!既に陽は昇り始めましたが私のポイントは背中に高い山がある為にまだまだ日陰。
朝マズ目の活性の高い魚を狙うべく早速スイミングでスタート。
すると手前のシャローエリアに差し掛かる辺りで押さえ込みのバイト。
なかなかの重量感から上がってきたのは
1投目から40アップのキジハタ!!
ベイトをタラ腹食べた良型です♪
思わずガッツポーズ!
そこから小さいながらもキジハタ、カサゴで早々にリミットメイク。
とりあえずは一安心で一息。
周りには5名程の選手達。
ロッドを曲げている選手もチラホラ。
自分は同じ立ち位置で扇状に一通り探ったので小移動。
少し離れたレジェンド佐藤雄一さんの近くに入れて貰うことに。
雄一さんも既にリミットを揃えてました。
そのポイントでも同じくスイミングでサーチ。
すると1投目からカンッ!と明確なバイト!
上がってきたのは45クラスのキッカーキジハタ!
その後小さいキジハタを追加。
この時点で3本で1700グラムくらい。
何とか小さいキジハタを入れ替えるべく
キャストを続けますがここで想定外の出来事が。
8時を回った頃からポイント周辺に船団が。
何とポイントに船をつけ潜っての漁が始まってしまいました。
私の目の前にも移動してきた為に
意を決して移動を決意。
バッカンに魚を入れポンプを始動。
背負子に荷物を積み移動です。
ずっしりと重い背中。灼熱の道のりを汗ダクになりながら歩き続けました。
車に戻りクーラーを改造したライブウェルに魚を移し次なるポイントへ。
プラでバイトをとっていたピンでムラソイを釣り約30グラムの入れ換え。
その後終了まで3ヶ所移動したものの
入れ換えにはならずストップフィッシングとなりました。
今回は前段階からこれまでになく各選良い魚を釣っていた為、個人的にも2キロを超えないと3位以内は厳しいと予想していました。
検量では誰が何キロ釣ったとの話が飛び交う中
2キロを超えたのは釣友の森本くん。
その他の選手の話が聞こえてこない中私の検量です。
「戸澤直彦選手、キジハタ2本、ムラソイ1本で1770グラムです」
過去に何度も参戦してきたこの日本海戦。3本で1キロを超えることがありませんでしたが今回やっと1キロを大きく超えるウエイトを出す事が出来ました。
集計後、いよいよ表彰式です。
3位から発表され3位のウエイトが
「15…グラムです」
残すは2キロを超えた森本くん、そして…
「2位は1770グラム戸澤直彦選手です!」
やりました!準優勝で一発クラシックへの出場権利を獲得しました!
私はこのPOCでは2009年から毎年クラシックへ進んでいるので
私の中ではクラシック出場は最低ノルマとして参戦しています。
しかし今年は第一戦でまさかの30ポイントに終わり
正直焦りもありましたが、今回プラから確実に魚に近づき本番では想定以上の結果が出せたことは今後の自信にも繋がる一戦となりました。
最終戦となる第三戦は11月に気仙沼で開催されます。
一戦目をホゲった私には年間チャンピオンは狙えませんが、少しでも年間順位を上げるべく最終戦も頑張ろうと思います。
主催のウエルエフ様、エコギアスタッフの皆さん、参戦された選手の皆さん、暑い中お疲れ様でした。そして有難う御座いました。
そして私をサポート下さっているグローブライド様へ心から感謝申し上げます。
最後にMADGAMESを通して応援下さった多くのゲストの皆さん有難う御座いました!
今後とも宜しくお願い申し上げます!長文ご観覧頂き有難う御座いましたm(_ _)m